2009年11月21日土曜日

獅子ゆず


追々寒さに向かいますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?


先日、絵画館へお稽古に伺ったところ、インパクトの大きな、

でも色鮮やかで素敵なお飾りに目がとまりました。


こちらは「獅子ゆず」といって、社中の者の自宅でとれたものだそうです。

「獅子ゆず」は「鬼ゆず」とも呼ばれ、このように鑑賞用に用いられるほか、

食べることもできるのだそうです。

普通の柚子に比べ苦味が少なく、ジャムを作るのに適しているとのことで、

甘いものが大好きな私はそちらも気になります。


今回のお稽古ではこの大きく色鮮やかな柚子を前に、熱々のほうじ茶を淹れました。
いよいよ冬が来るなぁと、実感した一日でした。
このように四季を楽しむことができるのは日本人の特権ですね。(莉)

2009年11月15日日曜日

秋の鎌倉散策

紅葉の季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
10月4日(日)、神奈川支部のお茶会にお呼ばれされ、社中の5人で鎌倉まで行ってまいりました。
遅ればせながら、その際の鎌倉散策の写真を掲載させて頂きます。

★お茶会@西御門サローネ

お茶会は、鎌倉駅よりバスで10分程度の距離にある、有島武郎さんの弟の作家・里見 とん氏の住まわれた邸宅で行われました。
鎌倉市の重要建造物に指定されている所だそうで、洋館風の邸宅の横に藁ぶき屋根のお茶室がひっそりと佇んでいます。http://www.nishimikado-salone.jp/index.html
和室のお部屋ではお煎茶を、鹿鳴館を思わせるレトロな洋室ではお紅茶を愉しみました。

★崇敬者大祭@鶴岡八幡宮
お茶会の後、鶴岡八幡宮で「流鏑馬」の儀式を偶然見ることができました。崇敬者大祭という行事の一環で、健全で明るい社会が築かれるよう、八幡大神様の御神威の益々の発揚を願い、毎年10月初旬に行われる祭事だそうです。
猛スピードで観客の前を走りゆく迫力、地面から伝わってくる振動、そして、次つぎと的に矢を当てていく騎手の勇姿が印象的でした。


★しらす丼@小町通り

お昼に、湘南名物のしらす丼を小町通りにある「和彩 八倉」というお店で頂きました。http://r.tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14012039/
お丼には、ゆでたしらす、錦糸卵、きざみ海苔がのっていて、この他に、生のしらすの小鉢、お吸い物、茶碗蒸しがついてきます。


★鎌倉の大仏@高徳院
鎌倉から江ノ島電鉄3駅乗り、長谷駅へ。
鎌倉の大仏の前で、蓮江門社中のますますの発展を祈願してまいりました。

2009年10月13日火曜日


暖冬とは言われつつも、朝晩冷え込むようになり少しずつ秋の気配が感じられるようになってまいりました。

先日、お稽古に参りました際のお飾りがとても可愛らしく、秋の風情がたっぷりでしたので思わず写真をとってしまいました。(少しレンズが曇っていたようで、写りが悪く申し訳ございません。)


大きなかぼちゃは「鹿ヶ谷(ししがたに)かぼちゃ」というそうで、京都で200年ほど前から栽培されている京野菜だそうです。調理もできるようです。右端のどんぐりは、蓮江先生が羽根木公園で見つけられたそうで、丸々と大きな実とりっぱなさやを持っていて、とても印象的でした。黄色のかぼちゃは調べてみたのですが種類不明です・・・。

季節をちょっとした工夫で感じることで、心が豊かになるものだなあと改めて日本の四季のすばらしさに感動いたしました。(佳)


2009年9月16日水曜日

ゆかた茶会お道具その3~桜と蓮~



すっかり秋の気配を感じる今日この頃ですが、先月のゆかた茶会お疲れ様でございました。
遅ればせながら、紅茶席・「桜と蓮」チームのお道具の写真を掲載させて頂きます。

私どもの席では、お客様に四季のうつろいを感じて頂ければという思いから、季節の木々やお花、鳥などの自然をモチーフにした茶碗を使用致しました。
左から桜→菖蒲→蓮→桔梗とススキ→紅葉とジョウビダキの絵が描かれています。
中でも、蓮と桜はこの季節にふさわしいかわいらしいイメージという事から、テーマを「桜と蓮」に致しました。
その茶碗と蓮の置物は、NIKKO100周年を記念して作られた金沢伝統の九谷焼で、南繁正という作家さんの作品です。日本画のような独特な作風が伝わってまいります。

英国紅茶と和食器、また、韓国の七宝焼きの茶壷など、異文化の華麗なる競演が机の上で繰り広げられておりました。

CHAZYMOのディープマスカットティーもお客様に好評で、「マスカット」というのは名ばかりで、マスカットの香料は一切使われたいないというお話にも大変関心を示して下さいました。ダージリンを2回発酵させると、マスカットのような風味になるそうです。

他の2つの紅茶席も素敵で、大変勉強になり、お客様とも、お茶をいれながら自然な形でお話をさせて頂くことができ、とても楽しいお茶会となりました。

2009年9月8日火曜日

ゆかた茶会お道具その2&お菓子




早いもので、浴衣茶会から1ヶ月がたちました。
遅くなってしまいましたが、私がお手前をさせていただいた紅茶席の写真を掲載いたします。
私どもの席は、テーマが『涼』でした。
ブルーと白を中心としたお道具は本当に涼やかで、私自身が大変気に入り、
楽しくお手前をさせていただきました。
他のお席もとても華やかで、お客様も楽しんでいただけたようなのでよかったと思います。
下の写真は、紅茶席でお出しした、『ソルレバンテ』のプチケーキです。
噂どおり、「小さな芸術」でした。
次回のお茶会も、多くのお客様に来て頂きおいしいお茶とお菓子を楽しんでいただけるよう、
お稽古に励みたいと思います。

2009年8月19日水曜日

浴衣茶会のお道具(お紅茶席--薔薇)




先日は皆様お疲れ様でございました。私はお紅茶席(薔薇席)に参加させていただいたのですが、その時の設えを写真にとりましたのでアップいたします。薔薇で全て統一いたしましたが、お客様にもとても華やかで素敵だとお褒めの言葉をいただきました。

また、お客様との距離が近く、直接ご意見、ご感想をお聞きすることができとても感動いたしました。

他の皆様もお茶会のお道具、お菓子などお写真でとられた方いらっしゃればぜひアップしてみたはいかがでしょうか?ご自分のお席以外のしつらえなどは皆さん見る時間がなかったかと思いますので・・・(佳)

2009年8月18日火曜日

お茶とお菓子について

今回、ゆかた茶会で使いましたお茶とお菓子は・・・

冷淹席=玉露(秘園)  八女・星野製茶園
      お菓子(清流・朝顔)   南青山・菊家

紅茶席=マスカットティー・ローズティー   CHAZYMO
      お菓子  ケーキ5種   表参道・ソルレバンテ

待合=冷たいミントティー   CHAZYMO
    お菓子  メレンゲ(ソラナム)    世田谷・フラウラ

お客様に、どれも大変美味しいとほめて頂き、ありがとうございました!

2009年8月12日水曜日

2009年度 ゆかた茶会

お客様、会員の皆様、ありがとうございました
今年のゆかた茶会も、盛況の元、無事に終えることが出来ました
いつも、ご来席下さいますお客様には、本当に感謝しております
これからも、東京東支部一同、皆で精進して参りますので、どうぞ
変わらぬご支援をよろしくお願い致します
略儀ながら、御礼申し上げます

2009年7月2日木曜日

お茶会の予定


東京東支部の今後のお茶会の予定です。

2009年4月5日   観桜茶会(グランドプリンスホテル新高輪)
         (終了いたしました)
2009年8月9日  ゆかた茶会(羽根木公園(梅が丘)茶室)
         (終了いたしました)

2009年11月29日 いちょう祭呈茶席(明治神宮外苑絵画館)

2010年1月23日 東京東支部 新春茶会 (グランドプリンスホテル新高輪内茶室「秀明」)

2010年1月26日 第20回東京煎茶会・煎茶工芸秀作展
           (東京・渋谷 東急百貨店本店 7F 方円流席)

2010年3月29日 観桜茶会 (東京・上野毛 五島美術館 富士見亭

 

東京東支部について

方円流では煎茶や玉露のほか、烏龍茶、紅茶、焙じ茶など、
日常生活において身近なお茶のお手前を教わることができます。
そのせいもあってか、東京東支部には若い生徒さんが多く、
いつも和気あいあいとお稽古に励んでおります。

煎茶の心を通して、礼儀作法や着付など日本古来の教養を深められることも、
生徒である私達にとって魅力のひとつです。

また、春には観桜茶会、夏には玉露を冷淹(れいえん)で楽しみ、
秋にはお月見茶会、そして新年には大福茶(おおぶくちゃ)という
縁起の良いお茶を皆でいただいたりと、
季節ごとの趣も大切にしております。

2009年6月30日火曜日

方円流とは?

方円流とは

方円流の名は、「水は方円の器にしたがう
(人は友人や環境によって変化することのたとえ)」という荀子の言葉に由来します。
煎茶の心をよく生かし、日常生活の中に煎茶道のもつ
合理性の追求と芸術精神を研究指導しております。
家元の水口家は代々医者であるため、手前にも、
衛生的であること、合理的であることを心掛けております

煎茶道の歴史

煎茶道の歴史は、中国の明の時代にさかのぼります。

お茶自体は遥か三千年の昔より貴族や僧などの

限られた階層に飲まれていましたが、

時のお茶は粉状で専ら薬用としての役目を果たしていました。

元を経て明の時代に入ると、

新しいお茶の飲み方である煎茶が生まれ、

野蛮な元の文化を潔よしとしなかった文人たちに愛されて発展しました。


香り高い煎茶を味わいつつ、詩画を楽しみ、学問を語り、書をなすという

文人たちの風雅な趣味(煎茶趣味)は、江戸初期に日本にもたらされ、

に形式化されていた抹茶の世界に飽き足らなくなった文人たちによって

またたく間に広まりました。

そして煎茶の始祖ともいわれる売茶翁によって一つの形と方向が示され、

煎茶道が今日のような形式になったといわれています。


「煎茶」にはその生いたちから、権力者にかしづくことを嫌い、
自由でのびのびとした心で自然を楽しむ気風が備わっています

2009年6月28日日曜日

お稽古情報

煎茶道方円流 東京東支部では、

①第二・第四月曜日に明治神宮外苑 絵画館内茶室にて午後一時から夜八時まで

②第二・第四金曜日に小田急線・梅が丘駅下車 羽根木公園内茶室にて午前9時半から正午まで

③支部長宅(世田谷区)で随時
お稽古をしております



見学大歓迎です♪

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